お菓子工房 新
おかしこうぼう しん
職人が焼きあげる珠玉のバームクーヘン
ぎりぎりの柔らかさを追求したホロリと溶けるようなバームクーヘンは、職人がつきっきりで焼きあげる丁寧な仕事によって生みだされます。
バターと生クリーム、そしてアーモンドの深い味わいをぜひお楽しみください。
住所 | ― | 大阪府交野市森北1-17-17 |
交通手段 | ― | JR・学研都市線「河内磐船駅」から徒歩約5分 |
電話番号 | ― | 072-894-1500 |
営業時間 | ― | 9:00 ~ 20:00 |
定休日 | ― | 水曜日 |
WEB | ― | http://in-works.sakura.ne.jp/site/c_west/shin/index.cgi?code=shin&kihonnum=03 |
SNS | ― | |
駐車場 | ― | あり(2台) |
バウムクーヘンは育てるもの
「機械が焼いてくれるのに、職人は何をしているかといえば、生地の状態を調節しているんです。焼き色をみながら、細かな調整を行います」と、オーナーパティシエの野村さん。 バームクーヘンは、ただ釜にいれて焼くだけのものではありません。生地づくりから、焼きの工程、そして粗熱がとれるまで、職人がつきっきりで育てていくものです。
「うちのバームクーヘンは、ぎりぎりの柔らかさを追求しています」ホロリと溶けるような生地の一体感。「新」のバームクーヘンの柔らかさは、他と一線を画しています。
1本のバームクーヘンを焼くのにかかる時間は約25分、それを6本分繰り返します。直火のガス釜の温度は、440~450℃。長時間、熱い釜の前で過ごすことになります。熱と闘いながらの重労働ですが、回転の速度や1層ごとの焼き時間などの微調整が必要で、焼きあがりまで気を抜くことはできません。
「卵は京都養鶏さん、はちみちは地元交野市の茨木養蜂園さんの国産はちみつをつかっています。うち、柔らかいだけじゃなくて、味が濃いんですよね」 口いっぱいに広がる深い味わいは、バターと生クリーム、そしてアーモンドのなせる業。
材料をミキサーである程度攪拌したあと、最後は必ず手で仕上げます。「重さなどを手で感じる感覚が大事です。押しつぶさないように生地の状態を確かめながら、手でしっかり合わせていきます」バームクーヘンの生地づくりにも、野村さんのこだわりが遺憾なく発揮されています。
バームクーヘンは、常時、プレーンと伊勢茶の2種類を販売。宇治茶や抹茶のバームクーヘンはよくみかけるが、伊勢茶は珍しい。「三重にある伊勢茶もこんなにおいしいって知ってもらいたいんです」と、店長で奥様の希望さん。三重県出身ならではの視点とこだわりです。
また、季節限定のバームクーヘンも見逃せません。春はさくら、夏はレモン、秋は紅茶、冬はバレンタイン前ぐらいにチョコレート味のバームクーヘンがほんの一瞬だけお目見えするそうです。
他のケーキも見逃せません
ショーケースの中の生菓子や半生菓子、焼き菓子のラインナップも充実しています。 店内のディスプレイやラッピング、雑貨のセレクトは希望さんが担当。
長年のケーキ屋勤めで培われたセンスが光ります。雑貨と焼き菓子を組み合わせたギフト商品は、ちょっとしたプレゼントに使いやすいと好評です。
「ちょっと高くても、その道具や材料を使うことによって、品質が底上げされるなら、迷わず使います」と、野村さんは言います。おいしいものを届けたいという、菓子職人としての思いの強さを感じました。
最後に、地元交野について
「良くも悪くも田舎なところかな」と、野村さん。
「大阪という都会であるにも関わらず、田舎の住み心地のよさがあって、交通の便もいい。だから、住むのにすごく、よい環境かなと思います」都会と田舎のよいところをあわせ持っていることが、交野のよさだそう。
「僕、好きでちょくちょく行くんですけど、大阪市立大学附属植物園がおすすめです。あんなところはそうないと思いますよ」ぜひ行ってみてほしいと、教えてもらいました。