交野、実は、砂防のまち

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◆交野は、平地と山が面積の半分ずつ
交野は、平地と山が全面積の半分ずつ、平地は天の川が流れ田畑はよく実り、山は緑豊かで美しいまちです。まさに「住んでよし、訪れてよし」のまちです。

◆先人たちが、危険なまちを安全にした
もともとの交野は、はげ山で雨が降れば土石流がふもとの人家や田畑を呑みこむ地質をもっています。天の川も氾濫を繰り返しました。

先人たちは、山には木を植え山腹には砂防の土塁堰堤(星田)を築き、川には砂防堰堤を築いて洪水を防ぎました。交野は、いま、先人の努力の恩恵に浴して安全で美しいまちとなっています。

しかし、その努力を継承しないと、交野の地質が土石流と洪水を起こりやす性質はいつ牙を剥くかもしれません。

◆交野、実は、砂防のまち
そんな先人の「お土産」の砂防堰堤が「登録有形文化財」として私市に残されています。交野の安全を守ってきた「安全治水の象徴」といえます。

◆交野に、巨石と花崗岩の風化土砂が多い理由
 おおよそ260万年前のころ、交野山から磐船神社あたりの天野川上流域には今よりもっと高い山があって土石流と山の斜面の崩壊を繰り返しました。その結果、このあたり一帯の地質は、花崗岩の巨石と風化した土砂が堆積し今のようになったと考えられています。(14地形・地質[PDFファイル/262KB]-大阪府)
したがって交野の川は、ほとんど花崗岩の風化した土砂でできています。

◆登録有形文化財 砂防堰堤を案内しましょう
私市植物園の前の日の出橋で、上流に向かって立ちましょう。
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1.右奥、天の川の上流に、「天野川砂防堰堤」があります。
2.  中央、屋根の見える建物の真前に、「尺治川砂防堰堤」があります。
3.  左の支流 尺治川の上流に「尺治川床固工」があります。

○説明板が、天の川のそばにあります。
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◆天野川砂防堰堤(登録有形文化財)

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※1889年(明治32年)、116年まえつくられた石積みの美しい堰堤です。今も堤から砂の流出を食い止め洪水を防いでいます。滝となって流れる川の風情は涼しげで こころを癒します。言い伝えでは、明治政府の外国人技師、オランダの築堤技術者、ヨハネス・レ・ゲーテのグループが築いたとされます。

◆尺治川砂防堰堤(登録有形文化財)

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※2007年「私市水辺プラザ」造成工事のとき、尺治川の本流が北側に移され役目を終えました。本流増水時には、水が流れます。

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◆尺治川床固工(登録有形文化財)

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※なだらかな傾斜に角石が敷き詰められ美しい川床を見せています。今も現役で石積の下に流砂が堆積します。

◆道順
尺治川の右岸、しばらくして左岸をさかのぼります。両岸はブロックで固められて
通路はなく草が生い茂ります。少しみにくいですが、有形文化財のプレートがあります。

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◆登録有形文化財砂防堰堤への道案内
・京阪私市駅下車、徒歩5分。大阪市立大学理学部附属植物園を正面に見て左が私市水辺プラザ。ここに、登録有形文化財があります。(記入者:交野市星のまち観光協会 佐藤義也)